2021年度ガイドヘルパー養成講座の報告
6月末から「知的障がい者(児)ガイドヘルパー養成講座」を開講しました。
コロナ禍に限り可能となった、Zoomを使ったオンライン講義では、オンラインに慣れない講師陣、オンラインに慣れた受講生たちという形になりましたが、ぽぽんがぽんが大事にしていることをしっかりと伝えられた2日間になりました。
コミュニケーション実習では、メンバーの皆さんにご協力頂き、グループに分かれ、受講生の皆さんと一緒にコロナ禍での外出先を相談してもらいました。コロナがなければ、「どこ行きたい~?」と制限なくお出かけ先を相談できるのですが、今回は「安全第一、遠出なし、メンバーさんの好きなカラオケなし、人混みなし」という制限の中で、お出かけ先の相談をしてもらいました。
自己紹介を交えつつ、行き先を決めて、予算を決めてとメンバー、受講生とお互いコミュニケーションを取りながら過ごしました。この日初対面のメンバーと受講生、お互い緊張が見られましたが、少しずつ打ち解けられたかな?という1日になりました。
外出介助実習は、コミュニケーション実習で決めたお出かけ先へ実際に出かけるという実習です。1週間前に一緒に行き先を考えたメンバーと受講生、1週間ぶりの再会となった外出介助実習では、コミュニケーション実習の時よりもかなり緊張の解けた雰囲気で開始となりました。雨の予報で当日の心配をしていましたが、天気予報は見事に外れたお出かけとなりました。
メンバー、受講生、スタッフと新たな出会いの場として、とても良い4日間になったのではないかと感じています。
受講いただいた皆様、お申込みいただいた皆様、ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。
※ メンバー=利用者
養成講座担当 福井加奈
【受講生の声】
・講義は知らなかったことばかりでとても勉強になった。講師が違う講義内で重複する内容もあり、講師の間に同じ理念や思いを共感していることを感じた。
・講師、実習でご一緒した利用者の皆様が人間味に溢れる素敵な方々ばかりだったのが印象的だった。
・利用者さんがとても楽しそうに外出されている姿を見て、とてもやりがいのある仕事だと感じた。
・実習で実際に利用者さんと話したり、計画したり、実行することができて、とても勉強になった。
・コロナ禍で制限もあり、コミュニケーションも取りにくかったが、利用者さんとヘルパーの良い関係性を実際に感じることができた。
・講義で学んだことが実践されている現場を実習で体感することができた。